【目的1】 |
インターネットによるメンタルヘルス・サポートシステムの構築 |
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(平成17年5月〜平成19年7月) |
以下の4つのサブシステムから成るメンタルヘルス・サポートシステムを構築し、平成17年度にA社(67名)、18-19年度にB社(546名)を対象に調査を実施した。
インターネットの導入により、調査データの収集・集計・分析等が迅速化し、事業場への報告や情報提供をスムーズに実施することが可能になった。調査後のアンケートでは、アクセス方法や回答への利便性、報告書の内容、個人情報保護等について一定の評価を得た。
調査・集計結果(B社)
1.調査参加者の属性
2.従業員の健康度と職業性ストレス
◆CES-D(The Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)
抑うつ症状の自己評価尺度。健常群と気分障害群のCut Off Point:16点
高得点ほど抑うつ症状が強いと判定
(1)CES-D得点の分布と職場のストレス判定結果
*判定値(16点以上)の回答者が全体の約36%(196名)を占める。
*CES-D平均値=13.62 点 (SD 8.16)
標準化集団(島・鹿野ら,1985)の平均値(10.0)と比べて、数値が高いグループ (t=9.77, p<.01)
職場のストレス判定結果
3.従業員の生活習慣の状況
*「生活が規則正しい」「趣味がある」「睡眠6〜7時間」の者が6割以上
*全体の約8割が労働時間10時間以上で「忙しさ」を自覚
*約6割が「週1回以下の運動習慣」
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