―職業性皮膚障害の実態・発生機序ならびにその予防に関する研究の追跡調査―
調査の概要
調査の方法
平成17年11月から平成19年10月に全国の18の労災病院皮膚科(表1)を受診した職業性皮膚障害の患者について、診断、職業など前回と同様の項目(表2)を調査しました。調査された症例は、前回の結果に基づいて種別に分類し、疾患別・職業別症例数、発症要因、労災保険の申請状況などにつき、前回との比較も含め検討しました。
調査の対象
調査の対象とする職業性皮膚障害の症例は、前回の調査と同様で以下の通りです。
- 職業により発生ないし明らかに増悪する皮膚疾患・皮膚障害を、職業性皮膚障害として調査対象とする。
- 熱傷・外傷など災害的皮膚障害も対象とするが、皮膚外傷では障害が主として皮膚に限局するものを対象とする。
- 労災病院皮膚科を受診した症例を対象とするが、了解があれば皮膚科以外の症例を加えてもよい。
- 主婦としての家庭の仕事は職業とはみなさない。
表2 調査項目
表1 追跡調査参加病院
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