胸膜プラーク(下写真)は限局性、板状の胸膜肥厚であり、その大部分は壁側胸膜に生じますが、まれに葉間胸膜など臓側胸膜にも生じることがあります。初回ばく露から20年を経過するとこの図のように石灰化を来たし、クリーム色に見えるようになります。
アスベスト小体(下写真)とはアスベスト繊維がフェリチンやヘモジデリンなどで被覆されたものをいい、胸膜プラークと同様、過去のアスベストばく露の重要な指標となります。