テーマ1.
大腸がん;人工肛門造設の有無による仕事の有無
人工肛門を造設した勤労者の離職率が有意に高いことが明らかとなった。
また、大腸がんにおいては、医師側が就労に際し、制限有り(PS※=1)と判断していても、就労に制限はないとして就労継続している勤労者が70%であった。一方で、離職者においては制限なし(PS=0)と医師が判断していても、「制限あり」と答えた勤労者の割合が22%と、医師の診断と本人の主観的な体調のミスマッチがみられた。
※PS; Performance Statusの略 無症状を0とし、終日就床レベルを4とした5段階評価のスコア