テーマ4
就労女性の疲労・ストレス測定の試み①加速度脈波を用いた疲労測定
研究目的
仕事のストレスと症状増悪、疾病発症の関連性を検証するために、質問紙と生理学的検査を用いて、女性外来受診者の疲労・ストレスを調査した。
考察
今回の検討は女性外来受診の就労者という限られた集団であるが、何らかの症状・疾病のために受診している患者のなかで、自覚症状数と加速度脈波のLF/HF比に関連が見られ、客観的指標として加速度脈波が使用できる可能性が示唆された。
自己申告の睡眠時間が6時間未満の人は、健康関連QOL尺度SF-8の精神的サマリースコア(MCS)が悪い傾向があり、また、努力報酬不均衡モデルの努力/報酬比も低い傾向があり、睡眠時間と努力/報酬比で表された職業ストレスとの関連性が伺われた。