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研究開発テーマ

「職場におけるメンタルヘルス不調の予測因子の検討に関する研究」

 研究代表者 東京労災病院 第二精神科部長 第三両立支援部長
       勤労者メンタルヘルス研究センター長 柴岡 三智

研究概要

うつ病等の精神疾患では、抑うつ気分等が改善した後も、認知機能(記憶、作業記憶、注意、処理速度、遂行機能等)が十分に回復するまでに時間を要することがあり、それがスムーズな職場復帰を妨げていたり、十分なパフォーマンスを発揮できない要因になっているのではないかと言われています。
本研究では、疾患の有無に関わらず認知機能の検査を実施し、それが労働生産性と関連があるか検討を行い、関連があるとわかった場合は、希望者に認知機能回復をサポートするトレーニングを行う予定としています。
さらに、個人の特性を知ることで、よりよい社会適応、QOL(生活の質)に繋がるかを検証し、職場のメンタルヘルス対策に活用できるか検討します。
これまでは精神科分野での研究を産業保健分野で活用するという試みはあまりありませんが、本研究では、精神科医と産業医が共同で行うことにより、精神科臨床で得られた知見を産業保健の予防領域へ応用できないか検討を行います。

研究計画 ※研究開始前に開催した医学研究評価部会で使用された資料です。

研究計画 職場におけるメンタルヘルス不調の予測因子の検討に関する研究
東京労災病院 第二精神科部長、第三両立支援部長、勤労者メンタルヘルス研究センター長 柴岡 三智

研究報告

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