【アンケート結果】
※一部を抜粋しております。
受講者による無記名のアンケート結果では、9割を超える方に講義内容や読影実習の内容に興味をお持ちいただきました。また、9割の方から本研修がじん肺診断に有用であると高い評価をいただきました。
じん肺診断技術研修
当機構では、じん肺健康診断に従事する医師が必要な法制度の知識及び専門技術を修得することを目的とした研修会を毎年1回開催しています。
この研修は、長年臨床や医学研究に従事したじん肺専門医師が講師を務め、テキストは講師を務める医師が研究で得られた治療方法、労災補償上で重要となる診断法等の解説、最新知見をまとめた冊子を使用しており、内容が分かりやすいと大変好評を得ています。
(https://www.research.johas.go.jp/jinpai2015/index.html)
なお、本研修を全て受講しますと、日本医師会認定産業医制度に係る認定単位9.5単位(生涯単位のみ)、日本職業・災害医学会が認定する労災補償指導医制度の認定単位2単位(選択単位 業務上疾病の労災補償)が取得できます。
12回目となる平成30年度の研修会は、11月1日(木)・2日(金)の2日間にわたり開催しました。
概要は次のとおりです。
【開催状況】受講者:33名
場 所:労働者健康安全機構総合研修センター
講義内容に興味がもてましたか
読影実習内容に興味がもてましたか
じん肺診断に有用だと思いますか
受講者の声を一部紹介します
・「じん肺」の定義自体も分かっていませんでした。単に医学的な視点だけでなく、根拠となる法令や制度についても、複数の講師から繰り返し説明があり、無理なく理解や記憶の定着が進んだ気がした。
・解剖の特殊性や病理所見も交えて、同時に実際のX-Pフィルム15枚をもとに、読影の実践をし、レポートに記入して提出し、後日、講評をいただけるという一連の流れは、流石だと感心しました。
・カラーで詳しく分かりやすいレジュメは逸品です。
・数年後にまた勉強しに来たくなるような研修でした。ありがとうございます。
次年度の研修は来年7月下旬から8月上旬ごろにホームページにて御案内します。
【参考(平成27年度じん肺診断技術研修の授業風景です)】
北海道中央労災病院 名誉院長 木村清延