独立行政法人労働者健康安全機構 研究普及サイト

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脳・心臓疾患

テーマ2.
過重労働が健康障害を引き起こす機序の解明に関する調査研究

研究1:
男性勤労者における量的、質的職業ストレスと生体反応、血管内皮障害の関係

  • 長時間労働と健康障害の関連は、質的な職業ストレスにより影響される可能性が示唆されているが詳細は不明。
  • 本研究の目的は長時間労働、質的職業ストレス、動脈硬化発症の関係を詳細に検討すること。

研究2:
質的職業ストレスと血圧の関係―正常血圧と軽症高血圧における検討―

  • 高血圧は過労死の最も重要な危険因子。
  • 質的職業ストレスと血圧の関係が、正常血圧者と軽度の血圧上昇者で異なるか否かは不明。
  • 正常血圧者と軽度血圧上昇者において、質的職業ストレスと血圧の関係を比較すること。

総括

  • 長時間労働に質的な職業ストレスが加わることで動脈硬化リスクが高まることが推測される。
  • 血圧が高めの男性は正常血圧の男性に比べ、質的職業ストレスの負荷により心血管リスクが高まる可能性がある。